ゲームがないとしんでしまう

昔のゲームは良かった。でも、今のゲームも面白い。アーケードをはじめ、ホームコンソールに携帯機、PCゲームに同人ソフト、そしてパチモノ。そんな楽しくステキなゲームにまみれた遊々人生を謳歌する愚者のページ。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

幻のロイヤルスカッシュ


1996年にX68000向け商用ゲームとして発売され・・・る予定だった3Dブロック崩しゲームです。 9割方完成まで漕ぎ着けていましたが、いろいろあって発売されませんでした。面クリア時にギャルのグラフィックが表示されるモードもあったため、ギャルゲーの一種かもしれません。
(ロイヤルスカッシュのBGMを担当されたMonyons氏のweb上でのコメントより抜粋)

※この記事は当時の記憶を元に書き起こした部分があります。それらは事実と異なる可能性もあるのでご了承ください。



X68000用「ロイヤルスカッシュ」は、パソコン誌「Oh!X」の1995年12月号に掲載された通販案内で購入を申し込み、入手しました。一般販売なしの通販のみと云う触れ込みもあって、当時の自分は戸惑うことなく注文しましたですよ。

注文から約2~3ヶ月が経った頃に、サンプルグラフィックを数点収めた5インチディスクが到着。それから更に4ヶ月程が過ぎた頃、ようやくロイヤルスカッシュ(5インチディスク2枚組)は手元に届きました。

しかし、それは市販ソフトのようなジャケットもパッケージも無く、シンプルな茶封筒による簡素な梱包で。市販ソフトと同等の値段だったので、もっと造りがしっかりしたモノを想像していたのですが…。


メニューでは3種類のゲームモードが選択可能ですが、実質的には1種類しかプレイできません。その理由はまた後ほど。


ノーマルゲームは、面クリアで女の子のグラフィックが拝める(と思われる)モード。女の子はゲーム開始前にルーレットにより自動で選択される為、任意の子から始めることは出来ません。

…タイトルの女の子がいない…だと…!?


女の子が決まると上記の画面が表示され、Cディスクの挿入を催促されます(ストレートゲームも同様にCディスクが必要です)。

が、無いのです。送られてきたロイヤルスカッシュのディスクは2枚組みで、3枚目に該当するCディスクは封入されていなかったのです。まさか発送時にCディスクを梱包し忘れたのでは;;

ロイヤルスカッシュの受注から発送までの長い期間を考えると、恐らく開発途中に何らかのトラブルが発生したのだと思われます。それが原因で開発を継続、維持できなくなってしまい、取り敢えず出来上がっている部分だけでもカタチにした、と。

で、完成したのがゲーム本編で、女の子のグラフィックはデッドライン=納期に間に合わなかった…と推測しております。


そんな感じで、現状でプレイ可能なのは女の子と無縁のノンCGゲームだけなのでした。
無念ダムネン。

ロイヤルスカッシュのゲーム性は、既存のタイトルで例えるなら「亜紀とつかさの不思議の壁」に「グラディウス」方式のパワーアップを付加した3Dブロック崩しと云ったトコロ。各面ごとにブロックの破壊ノルマが設定されており、その条件を満たした時点で面クリアとなります。

マウスによるラケットの操作性は非常に良好で、フィールド内を飛び交うボールを正確に追うことが出来ます。やっぱゲームは快適な操作環境があってこそ、って云うか。


パワーアップは複数を同時に発動させたり、2段階パワーアップに対応しているモノもあります。基本的にパワーアップは時間性で、一定時間で効果が終了するものが殆どです。

デカラケ+ボール分裂で画面内のブロックを一掃! とまでは行かないのがこのゲームの厳しいトコロ。狙ったポイントへボールを打ち返すのは難しいです…。


2段階パワーアップでデカラケは更に大きく。パワーアップを重ねて攻勢を維持している間は俺TUEEEE~! 感も堪能できてサイコーって云うか。

豊富なパワーアップに加え、ボールの落下を阻止するバリアもあるのがポイント。3Dブロック崩しと云う取っ付き難いゲーム性を、アイテムでフォローするバランスの取り方も充分アリかと。


5面で大量に出現する再生ブロック(透明の奴)も、ステージクリアのノルマに含まれています。破壊しても5秒後には復活する再生ブロックを処理し、ノルマを果たすには…?

各種パワーアップの特性を活かし、有効に活用しないとクリア出来ないパズル性の強いステージもあります。


あら可愛い。ディスク内のとあるディレクトリには、一部のキャラのCGが収められていました。

ゲーム中で使われる予定のCGだったんですかねぇ…。


オプションモード内のミュージックギャラリーでは、ゲーム中の全てのBGMが収録されております。各キャラのBGMも個性がしっかり出ていて完成されているし、本当に足りないのはご褒美グラフィックだけなんだよなぁ…。


■まとめ:各ステージが平面的で変わり映えせず、2D視点のブロック崩しと比較して、見た目の変化に乏しいのが惜しいです。ブロックの配置がブロック崩しの面白さに繋がっているだけに、それが非常に勿体無いって云うか。

とは云え、同タイプのゲーム=亜紀とつかさの不思議の壁なんかよりは遥かに出来が良く、ブロック崩しとして十分に楽しめる完成度です。これで女の子のご褒美グラフィックが挿入されていれば、攻略するモチベーションも大幅アップだったのですが(涙)。

| レビュー | 20:28 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT