ゲームがないとしんでしまう

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ダブルドラゴン ネオンの魅力 +ネタバレ追記


北米PSNで発売されたPS3版「ダブルドラゴン ネオン」(以下ネオン)を遊んでみました。ネオンは「ダブルドラゴン」(以下ダブドラ)をベースとしながらも、シリーズ作のオマージュやセルフパロディ、新たなフィーチャーを多数盛り込んだベルトフロアアクションです。


タイトル画面のBGMはもちろんいつもの曲。やっぱこの曲じゃないとダブドラは始まらないって云うか! ネオンはシリーズ作のBGMアレンジが秀逸で、本気でサントラが欲しくなるから困ります。2、4、6面で流れるヴォーカル曲もアレンジに負けないくらい良い出来なんですよ。 


例によって恋人のマリアンが暴徒に拉致されるトコロから物語は始まります。

シリーズ初のポリゴンによるネオンですが、モデリングの造型はイメージイラストに極めて忠実だったり。そのモーションも破綻が無くスムーズで、様々なアクションを見せてくれます。


主人公であるビリー・リーのアクションは豊富で、7つのボタン(弱攻撃、強攻撃、ジャンプ、つかみ、必殺技、ダッシュ、しゃがみ)の組み合わせにより、状況に応じて多彩な行動を取る事が可能です。


しゃがみ+強攻撃で「爆魔龍神脚」が繰り出せます。グロッキー状態でヒットした相手は大きく吹き飛ばされ、更に追撃が可能です。


攻撃の基本は弱攻撃連打からアッパー>浮いた相手へ追い討ちとなります。強攻撃ならそのままアッパー後に連打するだけでカンタンに繋がります。

画像では重なった二人の敵に弱連打からアッパー>強攻撃2発止め>浮いた二人をつかみでキャッチして、互いの頭をぶつけて左右に投げ捨てたトコロ。シリーズの伝統にしたがって、つかみ技は相手がグロッキー状態でないと発動しませんが、打撃で吹っ飛び状態の相手もグロッキー扱いになる為、このようなコンボが組めるのです。


敵を倒した際に出現するカセットテープ(ショップでも購入可)を装備すると、テープに応じた必殺技が使用可能になります。オススメは「龍尾乱風脚」(スピンキック)。多くの敵を巻き込む上、無敵時間もあるので使い勝手がすこぶる良いです。

テープは集めるほど威力=レベルが上がります。スピンキックは序盤のショップでも買えるので、レベルを上げやすいのもポイントです。


ダブドラシリーズには豊富な武器が登場しますが、ネオンでは更に多くの武器が使用できます。バットやムチ、ナイフと云ったシリーズ伝統の武器から、扇子、危険物の入ったフラスコ、光弾を放つ剣など新武器も多数登場~。

武器攻撃はスーパーアーマー状態の敵を仰け反らす効果があり威力も高いのですが、使用制限があって数回使うと壊れてしまいます。


敵も積極的に武器を使ってきますが、その際はスーパーアーマー状態となり、こちらの攻撃に対して仰け反らなくなります。コンボ中でも武器を使ってスーパーアーマーで割り込んでくる為、武器使用モーションが見えたらしゃがんでダッキングするか、無敵時間のある必殺技で更に割り込むのが吉デス。ダッシュ弱攻撃のスライディングを当てると手にした武器を落とすので、事前に処理しておくのも手かと。


敵の種類もメチャクチャ豊富で、ほぼ全ステージに渡って新キャラが登場する程です。新キャラ登場の際は画像のようにキャッチコピーと名前がデカデカと表示されます。

過去のシリーズではモジャモジャパーマorモヒカンヘアーでゴツい女子レスラーみたいだったリンダも、ネオンではボンデージ風コスチュームを纏ってドエロく生まれ変わりました。こんなステキなキャラになっちゃって、あたしゃスゲー嬉しいよ(笑)。

リンダの他、ウイリアムスやアボボと云ったシリーズでお馴染みのメンツも登場しますよ。


トコロ変われば敵も変わる。ネオンではクラゲのようなメカも登場。他の敵と違い直に掴むコトが出来るので、大量に出現しても投げまくればカンタンに殲滅できます。


キラコプターは6面のメインエネミーとも言うべき敵。多くの敵兵が搭乗している上、誘導ミサイルや弾幕による攻撃も行います。ローターを使って強風を起こしたり、ミンチにするべく逆さまで突っ込んでくる無茶っぷりも。


「ちょっと通りますよ…」と、壁をブチ破って通路を横断するテープワームはボーナスキャラクター。倒すコトは出来ませんが、攻撃する度にアイテムやお金を放出してくれます。見た目はおっかないけど、実はいい子。


各ステージは変化が激しく、2面まではストリートが舞台ですが、3、4面は宇宙と云う超展開っぷり。先のステージに進むごとにトラップの種類も増え、攻略も一筋縄では行かなくなります。

画像は4面のエアーロック。ファミコン版ダブドラⅡのヘリコプター内部と同様に一定周期でドアが開き、近くにいる者を宇宙空間へ放り出します。おお怖い怖い。


6面にはダッシュジャンプ中に強攻撃を繰り出すことで渡れる高台も。このポイントだけでお金を3500キャッシュも得られるので、金策に困った際はココで稼ぐのが良いやも知れません。


斜面を滑走する狭いフロアでの闘い。波乗り気分を演出したいのか(?)、ベンチャーズもどきのBGMが流れます。


ステージ途中にはショップもあります。クリオショップではお金を払ってテープを購入=必殺技&ステータスを強化したり、体力回復剤や1UPを買うコトも出来ます。

必殺技はスピンキック、ステータスアップはバランスを強化するのがオススメ~。両方とも最初のショップで購入可能です。


テープスミスは必殺技のレベルやステータスの上限を上げてくれるお店。ココではお金の代わりに、ボス戦で得た鉱石の様なモノを対価として支払います。

クリオショップと同様に、まずはスピンキックとバランスの上限を重点的にアップさせると良いやもです。


各ステージのラストに登場するボスキャラは強敵揃いの個性派揃い。ファミコン版ダブドラⅡの巨大重機を彷彿とさせるジャイアントタンクは、ネオンにおける最大スケールのボスです(画面中央付近にいる小さいのがビリー)。

足場を渡って砲台を潰しながら、右上にある赤く光ったジェネレータを破壊します。


怪しい研究施設では、リー兄弟の細胞から作られたと思しきミュータント、ビミー&ジャミーが登場。ビミーwwwww 初登場の際はハラ抱えて笑わせて頂きましたよ。

"BIMMY"と云う名称はNES版ダブドラⅢのビリー(BILLY)の誤植で、かのA.V.G.N.でもネタにされていました。研究施設ステージが始まる前に「お前の新しい兄弟と会わせてやろう」的なアナウンスが入るのですが、まさかこんなサプライズが用意されていたとは(笑)。


それにしても、こんな自虐ネタでボスキャラを設定してしまうなんて、開発元のWAYFOWORDのセンスは狂っているとしか思えないwww

ちなみにこのビミー&ジャミー、生意気にも爆魔龍神脚を使ってきます。うっかり喰らってしまった時の屈辱感は、ジェフに肘鉄を貰った時と同等かそれ以上デス;;


研究施設の最深部には、植物に恐竜と鮫を組み合わせたまったく新しいキメラが待ち構えています。このボスの名はマリアンⅡ。

モルボルのような本体は大量の人骨を含んだ吐しゃ物をブチ撒け、花の代わりに咲いた恐竜は火を吹き、鮫は目からミサイルをニュル~ッと発射します。やはりWAYFOWORDは狂ってるとしか言いようが無い;;


左右をシャッターで遮蔽された廊下を抜けると、待ち構えていたのはメカバイカー。愛用の宇宙バイクを破壊するとメカバイカー本人が攻撃を開始。連射ショット、チャージショット、スライディングを使いこなし、ビリーに襲い掛かります。「ダイダイダーイ!!」


メカバイカー撃破。断末魔と共に光の輪を撒き散らしながら昇天する様は、まさにティウンティウン状態。光の輪に混じって飛散している物体は、必殺技/ステータスを強化する為の鉱石。ボスキャラを倒した時だけ入手可能なアイテムです。


メカバイカーの設定画がどう見てもメガマンです。本当にありがとらのこいました。★★□ カプコンに怒られるのを恐れてか、ゲーム中のモデリングは各所にパーツを追加して別人のようになっています。


ステージによっては最後にボスが出現しない面もあります。例の鉱石は手に入りませんが、代わりに瓶の様なモノが降ってきたり。これをフロアに落とさないように攻撃すると、お金やテープなどが大量に手に入ります。


ダブドラⅡのステージクリアのアレンジBGMに合わせ、ビリーがエアギターを奏でながらステージ終了~。そのエア演奏っぷりが実にサマになっているので、思わず見とれてしまいます(笑)。


ステージクリア後はマップ画面に移行。ダブドラⅡのステージ移動中の曲(ファミコン版ではストーリーデモの曲)がアレンジされBGMとして流れます。一度クリアしたステージは何度でも挑戦できるので、簡単なステージで必殺技やステータスのレベル上げをするのも良いでしょう。


捕らわれのマリアンと遂に再開! しかし、眼前にはゲイシャガールをはべらして、玉座に踏ん反り返る謎の男の姿も。ネオンにおけるマリアン誘拐事件の首謀者は、ブラックウォリアーズ(改めシャドーウォリアーズ)の首領ウイリーではなく…


その名も”お前にとっての最低の悪夢”スカルマゲドン!(すげーネーミング;;)
ネオンではこのスカルマゲドンと何度も闘うハメになります。


スカルマゲドンは常時スーパーアーマーを備え、高い攻撃力と防御力を誇る強敵です。しかし、ダッキングからの反撃や、前転で背後を取るように闘えば勝てない相手ではありません。資本にモノを言わせ、必殺技連発+残機押しで強引に倒すのもアリです。


■ダブルドラゴン ネオン総評:同じくリメイク作のGBA版「ダブルドラゴン アドバンス」とは違ったアプローチで綴られる、新生ダブルドラゴンの魅力にドップリとハマらせて頂きました。

始めた頃は使うボタンが多すぎるように思えましたが、少し慣れれば快適に遊べるようになりました。各行動が個別に割り振られている為、対応するボタンを押せば即アクションに繋がるのが実に快適って云うか。ボタン数を減らしてコマンド制の操作を割り振るより、直感的に操作できる方が個人的には好きですねー。流石にダッシュ操作くらいは移動方向にダブルタップで十分だと思いますが。

ネオンで良いと思えた点は、豊富なアクションとプレイアビリティの広さ。簡単な操作でちょっとしたコンボもスグ組めますし、ベルトフロアが苦手な人は必殺技等のレベルを上げれば十分クリアが狙えます。逆にベルトが得意な人には歯応えのある2周目、3周目が待っていますし、最低限のパワーアップで進行する楽しみ方もあります。セーブ&コンティニューで、いつでも途中から再開可能なのもスゴく良いって云うか。頻繁に体力回復アイテムや1UPが出たり、フロアから転落してもダメージで済むなど甘い部分も目立ちますが、初心者救済策と思えば悪くは無いって云うか。

本文でも度々絶賛していますが、BGMのアレンジが本当に素晴らしいです。原曲のイメージを崩す事なく、綺麗にカッコ良くまとめていると云うか。奇を衒うようなハズし方や空気の読めないアドリブも無く、実に気持ち良くダブドラサウンドを楽しめます。原曲には無かった間奏部分も新たに加えられていたりして、聞く為だけにプレイしても損は無いかもデス。ヴォーカル曲はちょっと懐かしい雰囲気の洋楽と云った感じで、どれも耳に残ります。個人的には2面の歌が夜の路地裏ステージにマッチしていてスゴく好きです。でも、アレンジとヴォーカル曲が際立つ所為か、ネオンオリジナルのBGMがやや地味に感じられたりして;;

拉致されたマリアンを助けに行くと云う、大まかなストーリーこそ初代ダブドラと共通ですが、それ以外の展開をダブドラの世界観とは異なる方向性へ変えてしまったのは良し悪しと云ったトコロ。原作は大人向けの渋いマンガだったのが、アニメ化に際して子供向けのデチューンを施されてgdgdになってしまったような、そんなガッカリ感をネオンに抱いた人も多いかも知れません。自分は後者のノリは嫌いでは無く、むしろ勧善懲悪を語るくらいならコレくらい派手にやらかしても良いと思う程です。既にダブドラの世界観を忠実に受け継いだダブドラアドバンスと云う傑作も在るコトですし、ネオンのような出鱈目で破茶滅茶なダブドラも悪くないと思うのですよ。

個人的にやや残念に思えた部分は、つかみ技のバリエーションが少ないコトでしょうか。実質、投げと掴んだ二人の頭をぶつける技しか無いので、文字通り物足りない感じデス。あとダブドラのステータス技とも言える肘鉄が無いのも惜しいって云うか。ダブドラアドバンスで追加されたフットスタンプからマウントポジションでタコ殴りも無いですし。それらの技が無いのは68000歩譲って良しとしても、爆魔龍神脚、龍尾乱風脚と並ぶ双截拳三大奥義の「天殺龍神拳」が無いのは、絶対許るせない!って云うか;;

■終りに:こんな糞長い文章を読んで下さってお疲れ様でした&ありがとらのこいました。★★□ 最初は3行でネオンの魅力を語ろうと思っていましたが、文章をまとめるのが下手で気付けばご覧の有様だよ。そんな拙いテキストでネオンの魅力が伝わるとも思えませんが、自分が「楽しい!」と思えたゲームに少しでも興味を持って頂けたら幸いです。

■9/19追記:以下、壮絶なネタバレ。見たくない人はスクロールさせないで下さい。












最終面・ステージ10のネオン要塞では、スカルマゲドンに洗脳された(?)マリアンがイビルマリアンとして登場。スカルマゲドンのサポートとしてビリーを攻撃してきます。

スカルマゲドンは一定ダメージを与えると捨てセリフと共に空間移動で撤退します。


やっとの思いでマリアンを救出! このシーンでダブドラⅡのエンディング曲を流すとは、開発スタッフも分かってるじゃなイカ! とか思ったら、雰囲気が似てるだけで別の曲でした;;

ビリーの闘いは更につづく!


マリアンの持つ神秘の力で空間移動を果たし、スカルマゲドンの元へ到着。この時のビリーは全身を装甲で被われており、さながらサイバービリーと云った風貌に変化しています。

ココでは登場するザコの殆どを一撃で倒せるようになっており、パワーアップしたビリーの姿と相まって俺TUEEEEEEEE!感がハンパないです(笑)。


宿敵スカルマゲドンとの最後の闘い。ビリーの強化に呼応するようにスカルマゲドンもパワーアップします。 


そして最後の闘いと言えば、BGMはもちろんいつもの曲!! ダブドラのメインテーマとも言うべきタイトル曲をバックに繰り広げられる、ギガスカルマゲドンとの死闘はマジで熱いです。って云うか鳥肌立ちます。


崖っぷちに追い詰められたギガスカルマゲドンにとどめの一撃! 宙高く舞い上がったギガスカルマゲドンの体は重力に引かれ、奈落の底へと落ちて行きます。さらばギースギガスカルマゲドン。


果てしなく落下し続けるギガスカルマゲドンをバックに流れるスタッフロール。BGMはタイトル曲のフレーズをフィーチャーしたボーカル曲です(スカルマゲドンの恨み節?)。カラオケ字幕も表示されるよ。

スタッフロールも終わりに近付く頃、歌詞に合わせて「I'LL BE BACK!!!!」と復讐を誓うギガスカルマゲドンですが…


落下先に待ち構えていたマリアンのキツい一撃を喰らって昇天。これにてネオンの物語は終了です。皆さん、お疲れ様でした。


ALLクリアのご褒美にコンセプトアートギャラリーが開放されました。


コンセプトアートギャラリーではネオンの登場キャラクターのイメージイラストや設定画、3Dモデリングの画像を見ることが出来ます。その収録枚数は全97枚と見応えタップリ。ドップリとネオンの世界に浸れます。

そんでもってリンダがエロすぎ。オールインワンのようにガーターストラップの付いたボディスーツでは無く、ボディスーツの上から更にガーターベルトってトコに猛烈なフェチを感じます。ロンググローブのシームラインもしっかり解ってらっしゃると云うか。


イメージイラストと比較すると3Dモデリングの出来の良さが分かります。ノリノリ~。


イビルマリアンのコンセプト画。こうして見ると採用されたデザインが一番飛び抜けている感じですね。まさにEVILって云うか。他も悪くは無いのですが、EVILには届かないBAD止まりのイメージ。


最後のネタバレ。アート集の最終ページのイラストには謎のコマンドが。ゲーム中のマップ画面で、Lボタン全部とRボタン全部とセレクトを押しながらスタートを押すと、ビリーが最終決戦仕様のサイバー状態になります(もう一度同じコマンドを入力すると元に戻ります)。

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